基本情報 | (2020年3月1日時点) |
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通貨略称 | LINK |
通貨名称 | チェーンリンク(ChainLink) |
発行枚数(上限) | 360,000,000枚(上限1,000,000,000) |
時価総額 | 第12位 |
価格 | 440円前後 |
過去最高価格 | 530円前後 |
公式サイト | https://chain.link |
リアルタイムチャート
チェーンリンク(LINK)はSmart Oracleの技術を活用するSmart Contract社がブロックチェーンの研究機関であるIC3の協力を受けて2017年にリリースした比較的新しい仮装通貨です。
チェーンリンクは、イーサリアムにも搭載されるスマートコントラクトを銀行口座、paypal、VISAなどのオフチェーンの外部データとの連携や、API(システム同士を繋ぐインターフェイス)を通した外部アプリケーションとの接続を可能にし、活用する事を目的としたミドルウェアです。
2017年に実施された ICOの際には上限として設定した36億円の資金調達に成功して話題となりました。
リリース以来、様々な大手企業との提携を発表し、企業へのブロックチェーンの技術導入を急ピッチで推進しており、その独自性と高い技術力が評価されて価格面でも持続的な成長を続けてきました。
評価
総合評価: ・将来性:5点/5点 ・流動性:4点/5点 ・格付け:4点/5点 ・価格伸びしろ:5点/5点
特徴・将来性
<スマートコントラクトと外部リソースの橋渡し>
イーサリアム(ETH)の代名詞でもある「スマートコントラクト(契約、執行の自動化)」を導入していることでも分かるように、「チェーンリンク」はイーサリアム(ETH)をプラットフォームとして開発されたミドルウェアとしての名称です。
ミドルウェアとは、コンピュータのOS(基本ソフト)とアプリケーションの中間に位置するソフトウェアで、ブロックチェーン上のスマートコントラクトと、ブロックチェーンに属さない外部のシステムやデータを繋げる橋渡しのような役割を果たし、「LINK」はその中でトークンとして利用される仮想通貨です。
スマートコントラクトは外部のシステムやデータに直接的に接続して連携することができないため、チェーンリンク(LINK)はミドルウェアとしてブロックチェーンとオフチェーン(外部)の各種リソースとの橋渡しとなって機能します。
それにより、ある条件に基づいて自動的に契約が執行される「スマートコントラクト」の仕組みを導入する上で必要な、ブロックチェーン内外でのデータのインプット/アウトプットが可能となり、企業によるスマートコントラクトをベースとしたブロックチェーンの技術導入が容易になることが期待できます。
チェーンリンク(LINK)をベースとしたスマートコントラクトの導入、活用が進み、それに伴ってLINKトークンの普及と流動性が向上することで、LINKの価格としても大きな上昇が見込めるでしょう。
<多くの世界的企業との提携>
チェーンリンク(LINK)を開発するSmart Contract社は、リリース以降に世界的な大手企業と次々と提携しています。
以下は一例ですが、この面々を見ただけでも、このプラットフォームがどれだけ期待と注目を集めているかがお分かりになると思います。
- Intel(インテル)
- Oracle(オラクル)
- CoinBase(コインベース)
- SWIFT(スウィフト)
- Google(グーグル)
国際送金サービス事業者のSWIFT(国際銀行間金融通信協会)とのチェーンリンク(LINK)を利用したブロックチェーンの実証実験も成功を収め、実用化に向けた取り組みは加速するばかりです。
流動性
チェーンリンク(LINK)は仮想通貨全体の中で15位前後の出来高となるため、出来高からみる相対的な価値は比較的高いと言えるでしょう。
バイナンスやHuobi等、海外の取引所では多く取り扱われているものの、残念ながら国内ではまだ取り扱っている取引所はありません。
銘柄 | 24H取引高(2020/3/1現在) | ランク |
---|---|---|
ビットコイン(BTC) | 約 4兆円前後 | 出来高 第2位 |
チェーンリンク(LINK) | 約 500億円前後 | 出来高 第15位 |
格付け
仮想通貨評価機関「DPRating」の格付け評価
次に、仮想通貨専門の格付け機関である「DPRating」の格付けです。
この組織は独自の評価軸でAaa(最高)〜D(最低)のランクで格付けを行なっており、2020年の評価によると、チェーンリンク(LINK)は「Bbb」ランクと高い評価を受けています。
出典:DPRating
価格の推移と伸びしろ
対ビットコインにおいて、チェーンリンク(LINK)のこれまでの価格変動は下記のチャートのようなものとなっています。
チェーンリンク(LINK)は、ビットコイン建てにおいては2018年初の仮想通貨バブルが弾けたあとも右肩上がりで上昇を続け、2018年初で1LINK = 0.0001BTC程度だった価格が、2020年2月時点では当初の5倍にあたる1LINK = 0.0005BTCを超えるところまで高騰しています。
バブル崩壊後に長らく仮想通貨市場の低迷が続き、他のアルトコインが下値をどんどん切り下げて瀕死の状態の中、このチェーンリンクのパフォーマンスは驚異的だと言っていいでしょう。
現時点でもサポートラインを切り上げながら上昇しており、この快進撃がどこまで続くか期待が高まっています。
<価格推移>
日付 | BTC建てLINK価格 | 円建てLINK価格 |
---|---|---|
2017年12月 | 0.000018BTC | 35円前後 |
2018年11月 | 0.000095BTC | 62円前後 |
2019年7月 | 0.00034BTC | 400円前後 |
2019年10月 | 0.00036BTC | 300円前後 |
2020年2月 | 0.00050BTC | 450円前後 |
まとめ
チェーンリンク(LINK)はスマートコントラクトと外部リソースとの連携を目的として活用が進められているミドルウェアで、実用性が高く、多くの世界的大企業との提携、共同研究開発が進んでいることから、高い将来性を持った仮想通貨だと言えます。
仮想通貨市場の低迷をよそに、リリース以降は価格面でも右肩上がりで高騰を続けてきました。
そのプラットフォームとしてのポテンシャルにより時価総額12位にまで上昇してきましたが、まだまだ伸びしろを残していると考えられます。
今後は期待値だけで価格を上昇させることが難しくなる領域に入ってきますが、実用性として他に競合も見当たらず独自性が強いことから、チェーンリンク(LINK)がミドルウェアとして普及が進むことで更なる飛躍が期待できるでしょう。
チェーンリンク を購入できる取引所
チェーンリンク (LINK)は現在国内での取り扱いがないため、以下の海外取引所で購入できます。
・バイナンス(Binance)
・フォビ(Huobi)
ただしすでに時価総額も上位にランキングされ、その将来性の高さから今後国内取引所での取り扱いが開始される可能性も高いでしょう。
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