『リップル (Ripple/XRP)』の特徴から見た今後の将来性と価値を評価・採点

Ripple-eye
基本情報
通貨略称XRP
通貨名称リップル(XRP)
発行枚数(上限)100,000,000,000枚
時価総額第3位 (2020年2月2日時点)
価格26円前後 (2020年2月2日時点)
過去最高価格380円前後 (2020年2月2日時点)
公式サイトhttps://ripple.com

リアルタイムチャート

リップル(Ripple 通貨単位:XRP)とは、現状SWIFTが主流となっている銀行間の国際送金の分野において、送金コストや送金スピードを劇的に改善することを目的として開発された仮想通貨(暗号資産)です。

この「リップル」自体は国際送金に用いられる送金システムの総称や事業を展開している会社名を指すため、「XRP」が仮想通貨の名称となりますが、ここでは便宜上リップルと呼称しています。

評価

総合評価 

  ・将来性:4点 / 5点
  ・流動性:5点 / 5点
  ・格付け:5点 / 5点
  ・価格伸びしろ:4点 / 5点

将来性

リップル社が提供する「xRapid」の送金システムは、仮想通貨のXRPを実際に利用した送金サービスで、既に世界中の複数の金融機関で顧客サービスに利用されています。

数多の仮想通貨がある中で、実際にビジネスで実用化されている数少ない事例となり、これまでのSWIFTを用いた国際送金サービスに置き換わる可能性をもったサービスです。

xRapidでは、これまでのSWIFTサービスと比較して10分の1のコストでの送金が実現できると考えられており、国際送金の常識を覆すサービスとして大きく注目されています。

リップル社は既にSBIや三菱UFJ銀行などの日本の大手金融機関も含めて200社以上との業務提携を行っており、非常に伸びしろのある会社だと言えます。 また、リップルは将来的にも価格を含めて大きな注目を集めている仮想通貨(暗号資産)であり、ビットコイン、イーサリアムに次いで第3位の時価総額を誇ります。

また、世界的なIT企業であるグーグル(Google)が出資していることでも有名な通貨となっており、今後Google payなどの決済サービスに活用されれば、価格が跳ね上がると言われていますので、価格的にも今後大きな飛躍が期待できます。

リップルはビットコインなどの一般的な分散管理の仮想通貨と違い中央管理者が存在します。 リップル(XRP)はリップル社で中央管理されており、ブロックチェーンを利用していない仮想通貨である点が大きな特徴です。

送金スピードも他の仮想通貨と比較して段違いに早く、Bitcoinが60分以上の送金時間を要するところ、リップルは3秒程度で完了してしまいます。

良くも悪くも仮想通貨の代名詞であるブロックチェーンを使わない中央集権的な管理であるため、信頼性が高く、XRPを活用した事業展開のスピードが速い反面、リップル社の事業が低迷すると仮想通貨の価値にも大きく影響する可能性があることはデメリットと言えるでしょう。

流動性

流動性は、どのくらい取引が活発に行われているか、市場価値として安定しているかを示す指標になります。
通貨の価値を評価するうえで、流動性は非常に重要な要素となります。流動性が高いほど、通貨として安定的で価値も高く、逆に低ければ通貨としての価値が低いといえます。
流動性が低いと通貨としての価値も安定せず、価値が安定しなければ通貨としての信頼性も生まれません。
ただ、流動性が低いとボラティリティも非常に高くなるため、スキャルピングやデイトレードなど短期的に売買して利益を上げる際には魅力的な投資対象となる側面もあります。

リップル(XRP)は仮想通貨全体の中でトップ10の出来高を誇っているため、出来高からみる相対的な価値は非常に高いと言えるでしょう。

また、国内外で非常に多くの取引所で取り扱いがあり、国内ではSBIバーチャルカレンシーなどでも基軸通貨となっています。

銘柄24H取引高(2020/2/2現在)ランク
ビットコイン(BTC)約 5兆円出来高 第2位
リップル(XRP)約 1800億円出来高 第9位

格付け

「Weiss Ratings(ワイスレーティングス)社」の格付け評価

米国の大手格付け機関「Weiss Ratings(ワイスレーティングス)社」の評価を見ていきます。同社は1971年に創業した独立系の格付機関で、高い中立性を保った信頼性の高い組織で、仮想通貨の格付けを以下の4つの指標を用いて毎年公表しています。

  1. リスク (Risk Index)
  2. リワード (Reward Index)
  3. テクノロジー (Technology Index)
  4. ファンダメンタル (Fundamental Index)

リップルはこの2019年の格付けにおいて国際送金市場での競争力が高く評価され、評価対象の仮想通貨全体の中で最高ランクとなるAランクと評価されています。

リップル ランキング

出典:Weiss Rating社 2019年格付け


仮想通貨評価機関「DPRating」の格付け評価

次に、仮想通貨専門の格付け機関である「DPRating」の格付けです。
この組織は独自の評価軸でAaa(最高)〜D(最低)のランクで格付けを行なっており、2020年の評価によると、リップル(XRP)は「A」ランクとの非常に高い評価を受けています。

出典:DPRating

価格の推移と伸びしろ

価格の伸びしろをテーマに、対ビットコイン建てでの価格変動と、各業界団体、著名人によるこれまでの価格予想を見ていきます。

対ビットコインにおいて、リップルのこれまでの価格変動は下記のチャートのようなものとなっています。

リップルは仮想通貨市場の回復、活性化に合わせて、リップルのファンダメンタルズにおける好材料やSWELL(リップル社の年に一回の大型カンファレンス)の時期がぶつかると、突然急騰することが多々あります。

このようなケースで急速な高騰が発生したときには、ビットコイン建てで0.00008BTC〜0.0002BTCあたりのレンジで収まることが多いため、突然急騰した際はこのレンジが利益確定のタイミングであると言えるでしょう。
 例)1BTC = 1,000,000円のとき、1XRPは80円〜200円が上限

Ripple_BTC_chart
出典:CoinGecko.com

<価格推移>

日付BTC建てXRP価格円建てXRP価格
2013年9月0.0001BTC1.3円前後
2013年11月0.00001BTC0.6円前後
2014年12月0.00008BTC1.5円前後
2015年11月0.00001BTC0.5円前後
2017年5月0.0002BTC44円前後
2017年11月0.00001BTC24円前後
2018年1月0.0002BTC380円前後
2018年9月0.00004BTC30円前後
2018年10月0.00008BTC65円前後
2020年2月0.00002BTC26円前後



以下、各界のリップルの今後の価格予想を纏めました。
2017年以降の仮想通貨市場全体の落ち込みから達成出来ていないものが多いですが、今後市場が活性化する中で、予想より遅れて的中してくる可能性があるかもしれません。

<NASDAQの予想価格>

NASDAQはアメリカのベンチャー向け株式市場で、2018年の価格予想として「数年で5ドル (約550円) を超える」と予想していました。

現状は達成できていないものの、2018年1月初旬には400円近くまで高騰しましたので、今後的中する可能性は十分あるといえるでしょう。

<Webbotの価格予測>

ビットコインを始め、いくつもの仮想通貨の価格を予測して的中させて話題になったWebbotというロボットがありますが、Webbotの予測によると「2018年5月に高騰し、2019年には3ドルまで上昇する」と予測しました。

これまで精度の高い予測を数々的中させていただけに、今後市場が持ち直すことで達成される可能性があるかもしれません。

<SBI北尾社長の価格予想>

SBI北尾社長は、2018年末に10ドル (約1100円)を超えると予想しました。
北尾氏は日本トップクラスの金融会社SBIホールディングの社長であり、リップルの普及と活用に非常に力を入れている国内の第一人者です。

SBIが運営する「SBIバーチャルカレンシーズ」においてもリップル(XRP)を基軸通貨として採用し、積極な事業展開を行っています。

今後も同氏の発言とSBIの事業展開には大きく注目していく必要があるでしょう。

まとめ

リップル社の戦略や業績、規制当局の動向に左右されてしまうところがデメリットではありますが、各評価項目において優秀な成績で、非常に将来性が高く、今後の成長が楽しみな通貨です。

将来性に対して価格がまだまだ過小評価されていると考えられるため、リップル(XRP)が購入できる取引所へ登録して、今後の急騰に備えておくと良いかもしれません。

リップルを購入できる取引所

リップル(XRP)は以下の国内取引所で購入できます。
・コインチェック(Coincheck)
・BitBank(ビットバンク)
・DMM Bitcoin

・Bybit(バイビット)

使いやすさではコインチェック、手数料ではビットバンクが一歩リードしていますが、全て無料で口座開設できるので、一通り利用してみて気に入った取引所に絞って取引するか、多く保有する場合はリスク分散のために複数の取引所に分けて保管することをオススメします。

コインチェック

<コインチェック>
まずは無料で口座開設

bitbank

<ビットバンク>
まずは無料で口座開設

<DMMビットコイン >
まずは無料で口座開設

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