基本情報 | (2020年2月23日時点) |
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通貨略称 | ADA |
通貨名称 | カルダノ/エイダ(Cardano/ADA) |
発行枚数(上限) | 31,000,000,000枚(上限45,000,000,000) |
時価総額 | 第11位 |
価格 | 6.5円前後 |
過去最高価格 | 130円前後 |
公式サイト | https://www.cardano.org/ja |
リアルタイムチャート
エイダコイン(ADA/Cardano)は元イーサリアムの共同設立者であったチャールズ・ホスキンソン氏という人物が中心となって開発が進められ、カルダノというプラットフォームをベースとして2015年に誕生した仮想通貨です。
当初は詐欺コインと呼ばれながらも、現在は時価総額が仮想通貨全体の中で12位にまで上昇してきており、具体的なプロジェクトの情報が公開されてから、その将来性が徐々に評価されてきました。
元々はオンラインカジノやオンラインゲームのトークンとして活用することを目的としたコインですが、現在はそれに止まらずビットコインやイーサリアムなどの抱える課題をクリアし様々な分野での活用を目指しています。
評価
総合評価: ・将来性:4点/5点 ・流動性:3点/5点 ・格付け:4点/5点 ・価格伸びしろ:4点/5点
特徴・将来性
<機能性>
イーサリアム(ETH)に搭載されているスマートコントラクト(契約、執行の自動化)ですが、エイダ(ADA)にも同様にスマートコントラクトが導入されています。
エイダはそれを更に発展させるために「Plutus(プルータス)」という独自言語を採用し、より複雑な契約をブロックチェーン上で管理できるようにセキュリティ面と機能性を強化しています。
また、エイダ(ADA)は処理能力の向上、およびコスト削減に有効なサイドチェーンの仕組み(メインのブロックチェーンとは別のチェーンによる並列処理)や、量子コンピューター対策(ブロックチェーンのデータ改竄対策)など、いくつもの優れた機能を搭載している点が特徴です。
<マイニング方式とダイダロスウォレット>
エイダ(ADA)はビットコインを初めとして一般的に採用されているPoW(Proof of Work)というマシンのスペックに依存したマイニング方式ではなく、PoS(Proof of Stake)というコンセンサスアルゴリズムを採用しています。
これは通貨の保有量や保有期間に応じてマイニングの権利が獲得できる方式で、高価なハイスペックマシンは不要なため、マイナーにとってはより平等な方式となっています。
また、エイダは専用ウォレットのDaedalus(ダイダロス)を無料配布しており、このウォレットにエイダコイン(ADA)を保管しておくだけでADAを受け取ることができる「ステーキング」という仕組みがあります。
これによって保有者が長期的にエイダ(ADA)を保有しておく動機付けになり、価値の保全に貢献しています。
Daedalus(ダイダロス)ウォレットはエイダ(ADA)以外にも、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など複数の通貨を管理できるウォレットとなっています。
<カルダノを支える独立機関とロードマップ>
エイダ(ADA)のプロジェクトは3つの独立機関によって成り立っており、それぞれが明確に役割を持って機能しています。
- カルダノ財団(監督、教育)
- IOHK(開発)
- Emurgo(マーケティング)
また、カルダノのプラットフォームの開発は2017年〜2020年にかけて段階的にアップデートが実施されています。
ロードマップ上のそれぞれのアップデートが歴史上の人物になぞらえた名称となっており、2020年は第四段階目として「BASHO」のアップデートによるスケーリングの改善が予定されています。
- BYRON(ベース技術)
- SHELLEY(非中央集権化/分散化)
- GOGUEN(スマートコントラクト強化)
- BASHO(スケーリング/パフォーマンス改良)
- VOLTAIRE(ガバナンス強化)
エイダはカルダノのプラットフォームを支える体制が十分に整っており、実際にそれぞれがしっかりと機能しています。
開発自体もロードマップに従って着実に推進されていることから、通貨としての今後のポテンシャルは十分に期待できるものと言えます。
2019年後半には実際にADAコインを使った決済サービスである「AdaPay」が世界でリリースされ、実用化に向けて大きく前進しましたが、認知度や普及率がまだまだ不足しています。
他にも すでに様々な企業や機関との提携が進んでいるため、今後は実用化に向けたより一層の取り込みが価格上昇の大きなカギとなるでしょう。
流動性
エイダ(ADA)は仮想通貨全体の中で25位前後の出来高となるため、出来高からみる相対的な価値は比較的低いと言えるでしょう。
バイナンスやHuobi等、海外の取引所では多く取り扱われているものの、残念ながら国内ではまだ取り扱っている取引所はありません。
銘柄 | 24H取引高(2020/2/23現在) | ランク |
---|---|---|
ビットコイン(BTC) | 約 4兆円前後 | 出来高 第2位 |
カルダノエイダ(ADA) | 約 260億円前後 | 出来高 第25位 |
格付け
「Weiss Ratings(ワイスレーティングス)社」の格付け評価
米国の大手格付け機関「Weiss Ratings(ワイスレーティングス)社」の評価において、カルダノエイダ(ADA)は評価対象の仮想通貨全体の中で「リスク/リワード」がB+ランク、「テクノロジー/アドプション」がC-ランク、総合評価でBランクと高く評価されています。(総合評価Aランクは未だ存在しません)
仮想通貨評価機関「DPRating」の格付け評価
次に、仮想通貨専門の格付け機関である「DPRating」の格付けです。
この組織は独自の評価軸でAaa(最高)〜D(最低)のランクで格付けを行なっており、2020年の評価によると、カルダノエイダ(ADA)は「Bbb」ランクと高い評価を受けています。
出典:DPRating
価格の推移と伸びしろ
対ビットコインにおいて、エイダ(ADA)のこれまでの価格変動は下記のチャートのようなものとなっています。
エイダ(ADA)は、ビットコイン建てで見た際には2018年初の仮想通貨バブルが弾けたあとに一気に価格が崩れ、2019年8月以降までじわじわと下げ続け、それ以降は1ADA = 0.000005BTC程度で長い間推移していました。
これまでエイダ(ADA)コインはビットコイン建てで大きなレジスタンス/サポートラインを2017年以降で複数形成しており、この価格が売買を判断する上での重要なタイミングとなります。
- 1ADA = 0.000073BTC付近
- 1ADA = 0.000040BTC付近
- 1ADA = 0.000018BTC付近
徐々に復活の兆しを見せ始めたものの、今後はエイダの通貨としてのポテンシャル発揮してビジネスにおける実用化が進まない限りは、仮想通貨市場回復に伴う価格上昇に留まり、かつてのような高騰は難しいでしょう。
<価格推移>
日付 | BTC建てADA価格 | 円建てADA価格 |
---|---|---|
2017年11月 | 0.0000035BTC | 3円前後 |
2018年1月 | 0.000073BTC | 130円前後 |
2018年3月 | 0.00002BTC | 17円前後 |
2018年5月 | 0.00004BTC | 40円前後 |
2019年4月 | 0.000018BTC | 10円前後 |
2020年2月 | 0.000006BTC | 6.5円前後 |
まとめ
カルダノエイダ(ADA)は基本性能と独自性が高く、そのプラットフォームを支える体制もしっかりと整っています。格付け機関の評価も高く、開発もロードマップに沿って順調に進捗していることから、高いポテンシャルを持った仮想通貨だと言えます。
かつて詐欺コインと呼ばれた時代から、近年は大きく信頼性を向上させ、一部ではADAコインを使ったサービスの実用化も始まっていますが、価格についてはBTC建てにおいても長い間低迷していることは事実です。
これまでのように期待値だけで価格を上昇させることが難しくなってきているため、実用化の促進とそれに伴う流動性の向上が課題となります。
カルダノエイダ を購入できる取引所
カルダノエイダ(ADA)は現在国内での取り扱いがないため、以下の海外取引所で購入できます。
・バイナンス(Binance)
ただしすでに時価総額も上位にランキングされ、その将来性の高さから今後国内取引所での取り扱いが開始される可能性も高いでしょう。
<コインチェック>
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<ビットバンク>
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<DMMビットコイン >
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