基本情報 | |
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通貨略称 | BCH/BCC |
通貨名称 | ビットコインキャッシュ(BitcoinCash) |
発行枚数(上限) | 21,000,000枚 |
時価総額 | 第4位 (2020年2月2日時点) |
価格 | 40,000円前後 (2020年2月2日時点) |
過去最高価格 | 420,000円前後 (2020年2月2日時点) |
公式サイト | https://www.bitcoincash.org |
リアルタイムチャート
2017年8月にビットコインのハードフォークによってビットコインキャッシュ(BCH(またはBCC))は誕生しました。
もともとオリジナルのビットコインはパフォーマンス、スケーラビリティに大きな問題を抱えており、取引量が増加するに従って加速度的にその問題が顕在化してきました。
その問題を解決することを目的として、ビットコインのそれまでのブロックチェーンから別のチェーンを派生させるハードフォークが行われ、一部の開発者が独立する形で新しく誕生したのがビットコインキャッシュです。
ビットコインの派生通貨のため基本的にはビットコインと似た構造をしていますが、ブロックサイズの容量が大きく異なり、ビットコインの1ブロックあたりの容量が1MBであるのに対して、ビットコインキャッシュの容量は8MBになっているなどの特徴を備えています。
さらに、2019年には1ブロックあたり32MBまで拡張させました。これにより、より多くのトランザクションを処理できるようになり、スケーラビリティの問題が大きく改善されています。
分裂した当時は、ビットコイン保有者に対して保有ビットコインと同等の枚数が配布されました。
評価
総合評価: ・将来性:4点/5点 ・流動性:5点/5点 ・格付け:4点/5点 ・価格伸びしろ:4点/5点
将来性
2017年8月にビットコイン(BTC)から派生して誕生したビットコインキャッシュ(BCH)は、その後2018年にさらにハードフォークが行われ、「ビットコインABC」と「ビットコインSV」の2通貨に分裂しました。
これもビットコインがビットコインキャッシュから派生したときと同じく、開発者同士の方針の違いによるものでした。
この分裂した2つのうち、「ビットコインABC」は元々のビットコインキャッシュの開発者を中心としているため、多くの取引所ではこちらをオリジナルの「ビットコインキャッシュ(BCH)」として取り扱っています。
そのため、ここでも「ビットコインキャッシュ(BCH)」は「ビットコインABC」を指します。
「ビットコインABC」と「ビットコインSV」は異なる2つのアルトコインで、当初SVはABCに時価総額で大きく溝をあけられていましたが、現在(2020年2月)ではどちらもトップ5のランクに位置し、同等の価値と評価されています。
ビットコインは今やメジャーな資産クラスとしての地位を確立していますが、ビットコインの上位互換としてのビットコインキャッシュは今後ビットコインに置き換わる可能性があるメジャーアルトコインとして注目されています。
ただし上記のとおり、「ビットコインABC」と「ビットコインSV」に分裂してからは現状では同等の価値として評価されているため、どちらに優位性があるかは今後注視していく必要があります。
現状での市場評価はオリジナルとして取り扱いの多い「ビットコインABC」の方が高く、多くのサービスがオリジナルのビットコインキャッシュに対応している以上、今はまだABCの価値が高いということが言えるでしょう。
また、ビットコインキャッシュが今後成長していくうえでは、マイナーの存在が大きなカギとなります。ビットコインとビットコインキャッシュは同じPoWというアルゴリズムを採用しており、マイニングするうえでの1ブロックあたりの生成時間がどちらもほとんど同じです。
にも関わらず、マイニングで得られる報酬はビットコインに比べて非常に少ないということが課題として挙げられます。
当然、労力が同じであれば成果が大きい方をマイナーは好みますので、今後ビットコインキャッシュが価値を高めていくと同時にマイナーを増やしていくことが可能となれば、流動性も上がり、ビットコインキャッシュ自体の価値も飛躍的に向上することに繋がると思います。
SBI北尾社長のビットコインキャッシュのマイニングへの参加表明や、米企業ロビンフッドの仮想通貨取引アプリでのビットコインキャッシュの取り扱い、取引ビットコインATMでもビットコインキャッシュの取り扱いが始まるなどの実需も徐々に高まってきており、機能性、信頼性が高いことが裏付けられています。
流動性
ビットコインキャッシュ(BitcoinCash)は仮想通貨全体の中でトップ5の出来高を誇っているため、出来高からみる相対的な価値は非常に高いと言えるでしょう。
また、出来高に比例して取り扱っている取引所も多く、国内取引所の大半で取り扱いがあります。
銘柄 | 24H取引高 (2020/2/3現在) | ランク |
---|---|---|
ビットコイン(BTC) | 約 6兆円前後 | 出来高 第2位 |
ビットコインキャッシュ(BCH) | 約 5千億円前後 | 出来高 第4位 |
格付け
「Weiss Ratings(ワイスレーティングス)社」の格付け評価
米国の大手格付け機関「Weiss Ratings(ワイスレーティングス)社」の2019年の格付けにおいて、ビットコインキャッシュ(BCH)は残念ながらランク外となっています。
仮想通貨評価機関「DPRating」の格付け評価
次に、仮想通貨専門の格付け機関である「DPRating」の格付けです。
この組織は独自の評価軸でAaa(最高)〜D(最低)のランクで格付けを行なっており、2020年の評価によると、ビットコインキャッシュ(BCH)は「A」ランクとの非常に高ランクの評価を受けています。
出典:DPRating
価格の推移と伸びしろ
価格の伸びしろをテーマに、対ビットコイン建てでの価格変動と、各業界団体、著名人によるこれまでの価格予想を見ていきます。
対ビットコインにおいて、ビットコインキャッシュ(BCH)のこれまでの価格変動は下記のチャートのようなものとなっています。
ビットコインキャッシュ(BCH)は、2018年半ば以降ビットコイン建てで見た際にも低迷が続いており、1BCH=0.03BTCあたりの水準で推移している状態です。
市場が活性化しているときには1BCH=0.15BTC〜0.2BTCあたりで推移していたため、今後仮想通貨市場の回復、活性化に合わせてビットコイン以外のアルトコインが急騰した際には、上記のレンジが利益確定のタイミングと言えるでしょう。
例)1BTC = 1,000,000円のときは1BCH=150,000円〜200,000円程度
ただし、ビットコインキャッシュについてはビットコインの上位互換と言われ、高い将来性を持っていることから、ビットコインに取って代わる可能性のあるメジャーアルトコインの一つであることは考慮する必要があります。
<価格推移>
日付 | BTC建てBCH価格 | 円建てBCH価格 |
---|---|---|
2017年8月 | 0.06BTC | 32,000円前後 |
2017年11月 | 0.26BTC | 174,000円前後 |
2017年12月 | 0.22BTC | 420,000円前後 |
2018年4月 | 0.09BTC | 69,000円前後 |
2018年5月 | 0.18BTC | 190,000円前後 |
2018年12月 | 0.023BTC | 8,700円前後 |
2019年4月 | 0.05BTC | 35,000円前後 |
2020年2月 | 0.02BTC | 40,000円前後 |
以下、各界のビットコインキャッシュの今後の価格予想を纏めました。
予想された時期から「ビットコインABC」と「ビットコインSV」の分裂などによる状況の変化や、仮想通貨市場全体の落ち込みによっていずれも達成出来ていないものの、今後市場が活性化する中で、予想時期より遅れて的中してくる可能性があるかもしれません。
<Samson Williamsの予想価格>
人類学者でブロックチェーンの専門家として著名なサムソン・ウイリアムズ氏は、今後の資金逃避先は仮想通貨市場に移行するとし、ビットコインキャッシュ(BCH)の価格予測としては2018年5月までに14万円まで上昇し、2018年末には28万円まで上昇すると予測していました。
<ロニー・モアス氏の価格予測>
株式予想サービスStandpoint Research社の創設者であるロニー・モアス氏は、2018年中にビットコインキャッシュ(BCH)は154万円に到達すると予測していました。
2018年中は仮想通貨市場が低迷していたため、予測が的中させることはできませんでしたが、ビットコインキャッシュの将来性を考えると、今後市場の回復とともに達成する可能性は大いにあると言えるでしょう。
<アリサ・ガス氏の価格予想>
当時仮想通貨ブロックチェーン関連企業「WishKnish」のCEOであったアリサ・ガス氏は、ビットコインキャッシュ(BCH)について2018年5月までに12万円まで上昇し、2018年末には39万円まで上昇するだろうと予測していました。
実際には2018年末に2万円前後だったため残念ながら予測は外れてしまいましたが、以前42万円まで高騰した実績と、現在の時価総額もトップ5を維持していることを考えると、今後も十分達成可能な価格といえます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ビットコインキャッシュ(BCH)は業界内での評価も高く、ビットコインの上位互換としてオリジナルのビットコインを超える可能性を秘めています。
ただ、「ビットコインABC」と「ビットコインSV」に分裂してから、時価総額で見ても現状は同等の価値として評価されているため、これからもこの2つの覇権争いは続くと考えられ、どちらに乗っかるべきかは慎重に見極める必要があるでしょう。
ビットコインキャッシュを購入できる取引所
ビットコインキャッシュ(BCH)は以下の国内取引所で購入できます。
・コインチェック(Coincheck)
・BitBank(ビットバンク)
・DMM Bitcoin
使いやすさではコインチェック、手数料ではビットバンクが一歩リードしていますが、全て無料で口座開設できるので、一通り利用してみて気に入った取引所に絞って取引するか、多く保有する場合はリスク分散のために複数の取引所に分けて保管することをオススメします。
<コインチェック>
まずは無料で口座開設
<ビットバンク>
まずは無料で口座開設
<DMMビットコイン >
まずは無料で口座開設
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