最も需要が高い開発言語ってなに?
これからIT業界を目指す方も、すでにIT業界でバリバリ働いている方も、エンジニアとして生きていくうえで、世の中で需要が高い開発言語って何か気になりませんか?
すでに長年SIerなどでSEとして活躍されている方は、すでに自分の核となる開発言語を身につけたうえで、各現場の仕事内容に応じて指定された言語を使っている方が多いと思います。
これからITエンジニアの会社にSEやプログラマーとして所属することを予定している方は、最初に配属された現場で身につけた開発言語が自分のメインスキルとなって次の現場もその言語が活かせる現場に配属され、ずっとその開発言語と共に生きていくことになるかもしれません。
会社に所属される方は特に、配属先や常駐先で利用している技術や役割に応じて自分のスキル、キャリアが勝手に決まっていくことが多いです。
しかし、世の中にはそれぞれの開発言語の需要は大きく異なり、それによってエンジニアの格差が明らかに存在します。
会社に所属している間は仕事に困らなくても、フリーランスになって活動しようとしたきにその需給バランスの壁に直面するでしょう。
そこで、ここではITエンジニアの開発言語で最も需要が高いTOP3をお伝えしていきたいと思います。
需要が高い言語はズバリこれ!
いきなりですが、需要が高い開発言語はコレを見れば一目瞭然で分かります。
出典:フリーランススタート
上記の一覧はフリーランスとして活動するITエンジニアのための求人サイトで、依頼のある開発言語別の案件数を表したものです。
この各開発言語のカッコ書きの数字がいわゆる案件数になるので、単純に案件数が多いものほど需要が高いということを意味します。
この開発言語の中で需要が高いTOP3を順に見ていきたいと思います。
第3位 JavaScript
第3位はJavaScriptです。
フリーランス向けの案件数だけみると同レベルの開発言語はいくつかありますが、企業の求人数や汎用性などを総合的に加味するとJavaScriptが頭ひとつ抜け出ているイメージです。
注意すべきなのは、同じ名前が付いていますが、いわゆる「Java」言語とは全く別物です。
JavaScriptはWebサイト上のページをダイナミックに動作させるスクリプト言語で、主にクライアントサイド(ブラウザ上)で動くプログラムです。(実際にはサーバーサイドでの利用も可能)
クライアントサイドのプログラムはユーザーの端末上で即時に処理が実行されるため、サーバサイドのプログラムのようにWebサイトとサーバー間での通信が必要なく、レスポンスが早いです。その点がJavaScriptとしての大きな強みとなります。その反面、サーバサイドのように複雑な処理には向いていないと言えます。
ベースとなるWebページは、通常HTMLというWEBサイトの文書構造や表示の仕方などを記述するマークアップ言語によって静的な状態で作られますが、ここに動的な効果を加えるのがJavaScriptの主な役割です。
Webサイトを閲覧していて、何かポップアップが出てきたり、画像が大きくなったり、入力項目にチェックが働いたりすると、それはだいたいJavaScriptの仕業です。
JavaScriptには開発を容易にするライブラリと呼ばれるプログラムの部品が数多く出回っており、自分で開発する量を抑えて簡単に複雑なプログラムを組むことができます。
開発言語としてはかなり一般化されていることで多くの技術書が存在し、インターネット上にもノウハウが蓄積されているため、プログラミングの初学者にもとっつきやすいと言えます。
通常JavaScriptは、Webサイトを構成するマークアップ言語や裏側のサーバサイドで動くPHPなどを組み合わせて学習するとより効果的です。
第2位 PHP
第2位はPHPです。
フリーランス向けの案件数で見ても分かる通り、3位以下を突き放して高い需要があります。
PHPはWebアプリケーション開発で主に利用されるスクリプト言語で、動的にWebページを作り出すことができます。
さきほど第3位で登場したJavaScriptもWeb開発で用いられるスクリプト言語ですが、PHPはJavaScriptと違い、サーバサイドで実行されるプログラムになります。
JavaScriptはクライアントサイド(ブラウザ)上で動作するアプリケーションのため、そのプログラムコードは誰でも閲覧可能な状態になってしまいますが、
PHPはサーバーサイドで実行されてクライアントサイドは処理結果のみを受け取ることから、そのプログラムコードを覗き見ることができません。
また、PHPの処理はサーバ上で実行されるため、JavaScriptのように端末のスペックに依存しません。そのため、データベースと直接連携したり、複雑なプログラムでも高いパフォーマンスで処理できる点が特徴になります。
そういう特徴から、PHPは動的なWebページの作成が必要な掲示板やショッピングカートなど、Web上でのユーザの動作、ふるまいによって結果が変化するような様々なWebアプリケーションで使われています。
サーバサイドで動作するため、頻繁にデータベースとやり取り(参照や更新)したり、複雑な計算が必要な処理などに向いていると言えます。
PHPは他の開発言語と比較して仕様や文法が易しいため、初学者でも習得しやすい言語なのでお勧めです。
第1位 Java
第1位はJavaです。
Javaは案件数では第2位のPHPにダブルスコアを付けて圧倒的な需要があります。
ITに興味がない方でも名前だけなら聞いたことがあるんじゃないでしょうか。
Javaは世界的に最も広く利用されているオブジェクト指向型(プログラムを部品化して組み合わせながら構築していく方式)の開発言語で、エンジニアが習得したい言語としてもトップの人気を誇っています。
もとはC言語やC++をベースに開発された言語で、プラットフォームに依存せずに動作させることができる点が大きな特徴です。
JavaはJava仮想マシン上でプログラムを実行することで、OSに依存することなくWindows、iOS、Linuxといったあらゆる環境で動作させることが可能です。
この点が、Javaが開発言語としてあらゆる業界で汎用的に利用されるようになった大きな理由のひとつです。
上で紹介したJavaScriptやPHPはスクリプト言語であるためコンパイルを必要としませんが、Javaはコンパイラ言語のためコンピュータ上での実行形式であるオブジェクトコードに予め変換された状態で実行されます。そのため、処理速度が非常に高速な点も強みです。
Javaは世界中で広く普及しているため利用者が非常に多く、それに伴ってJavaに関する書籍やWeb上でのリファレンスも充実しています。
また、JavaはWebサービス、クライアントアプリ、スマホアプリや今話題のIOTに至るまであらゆる分野で活用されています。
そのため、この言語を身につけているだけで一生食べていくには困らないと言われるほどなので、メインスキルとして習得するには最も適していると言えるでしょう。
開発にはJDK(Java Development Kit)という開発キットを利用し、Javaの公式サイトから無償でダウンロードができます。
まとめに
いかがだったでしょうか。
やはり昨今のWEB業界、サービスの台頭からも分かる通り、開発言語はWeb系が圧倒的に強いです。
Web系は企業に属さずフリーランスとして活動していくうえでもリモートで仕事を受注しやすい特徴があります。
JavaはCやC++を元にしていることに加え、その汎用性の高さから、身につけておくだけであらゆる業界や開発言語に応用が利く強みがあります。
特にこれからIT業界に携わる方は最初に身につける開発言語が今後のキャリアを左右することも多いので、初めのうちから習得したい言語を定めて体系的に学習することをお勧めします。
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