- 1 AWSソリューションアーキテクト-アソシエイトとは
- 2 どれくらい難しいの?
- 3 私が取得したキッカケ
- 4 どのくらい勉強したら取れるの?
- 5 出題傾向
- 6 学習方法はコレだけです!
- 7 試験の概要と予約方法
- 7.1 <試験概要>
- 7.2 <試験予約の申し込み方法>
- 7.2.1 ① AWS公式認定サイトにアクセスして、「サインイン」を選択します。
- 7.2.2 ② [日本]を選択し、AWSではなくAmazonのアカウントでサインインします。(Amazonアカウントがない場合は作成してください)
- 7.2.3 ③ AWSアカウントが作成済みの場合は「アカウントに移動」を選択します。AWSアカウントが未作成の場合は「新しいアカウントのセットアップ」画面が表示されますので、必要事項を入力してAWSアカウントを作成してください。
- 7.2.4 ④ サインイン後に、右側の「新しい試験の予約」を選択します。
- 7.2.5 ⑤ 次の画面で下の方にスクロールし、「AWS Certified Solutions Architect – Associate」の「PSIによるスケジュール」のリンクをクリックします。
- 7.2.6 ⑥ 次の確認画面で「Schedule Exam」を選択します。
- 7.2.7 ⑦ 下画面の赤枠部分で[Japanese]を選択すると国内各地のテストセンターが表示されますので、希望の受験場所を選択し、クレジットカード等で支払い処理をすれば申し込みが完了します。
- 8 おわりに
AWSソリューションアーキテクト-アソシエイトとは
AWSは「amazon web service(アマゾン・ウェブ・サービス)」の略で、Amazonが提供するクラウドコンピューティングサービスです。
AWSソリューションアーキテクトはそれらAWSのサービスを熟知し、フル活用することで、効率的かつ効果的なシステムを設計する技術者のことです。
アソシエイトはそのアーキテクトの中でも中級者レベルの資格として、最も人気と需要があるAWSの認定資格となります。
AWSはクラウド基盤サービス(IaaS/PaaS)において、業界第二位のMicrosoftのAzureに大きく差を付け圧倒的なシェアを誇っています。
今後も業界問わずAWSの需要は益々高まってくることが考えられるため、現場の肌感覚ですが企業のIT部門においてもAWSの活用は避けられないでしょう。
この資格を保有しているだけで、IT業界での自分の市場価値が大きく向上することは間違いありません。
アメリカのIT研修機関の大手であるグローバルナレッジトレーニング(Global Knowledge Training LLC.)により発表された2020年の最新報告として、「AWSソリューションアーキテクト-アソシエイト」の資格は「最も稼げる認定資格」ランキングで第二位(年収149,446ドル(日本円で約1,600万円))を獲得しています。(出典:米グローバルナレッジ)
<AWSソリューションアーキテクト – アソシエイトの公式概要(英語です)>
どれくらい難しいの?
AWSの認定資格は、以下の図のように複数のカテゴリで分けられた上で数種類存在し、「AWSソリューションアーキテクト-アソシエイト」はアーキテクト(設計)、運用、開発のカテゴリの中で赤丸で囲った部分に位置付けられています。
AWSのアーキテクト(設計者)として、中級レベルの難易度です。
また、すべてのAWS認定資格の入門試験として位置付けられているのが、その下に位置する「クラウドプラクティショナー」になります。
最上位の認定資格が「プロフェッショナル」レベルで、より実務的な内容となり、実際に現場で数年程度の構築経験がなければ取得困難な難易度です。
公式ページにおけるアソシエイトの対象者としては以下のように定義付けています。
AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験は、可用性、コスト効率、耐障害性およびスケーラビリティに優れた分散システムを AWS で設計した実務経験が 1 年以上あるソリューションアーキテクト担当者を対象としています。
Amazon Web Services
「実務経験が 1 年以上あるソリューションアーキテクト担当者を対象」とのことで、経験がない方は一瞬「ウッ」と気後れしてしまいますが、そこは安心してください、実務経験が無くても十分取得可能です。
私が取得したキッカケ
私が取得したキッカケは、「仕事で必要になったから」でした。
現在オンプレミス(社内)のシステムをクラウド基盤に移行してITコストを圧縮する流れが急速に進んでおり、気付いた時には避けて通れなくなっていました。
AWSは様々な独自のサービスを組み合わせながらインフラやシステムを構築していきます。EC2やらS3やらRDSやらLambdaやら全然聞いたこともない単語がバシバシ出てきて、これまでのシステム構築の常識が通用しないため、知らなければ全く付いていけません。
これはヤバイと勉強し、一度もコンソールを触ることなく、2週間程度で合格することができました。
私が合格した時は1000点満点中、720点が合格ラインで、816点での合格でした。
どのくらい勉強したら取れるの?
私が実際に勉強した期間は2週間ちょっとです。
平日は仕事終わりに3時間程度勉強し、週末の土日にはそれぞれ6時間程度勉強しました。つまり2週間ちょっとで学習時間はトータル30時間程度だったと思います。
私は全くAWSに関する知識や経験がない状態から始めましたので、少しでも業務で取り扱った経験がある方はもっと短期間、短時間で合格可能でしょう。
出題傾向
実は私は保険のため、AWSソリューションアーキテクト-アソシエイトと合わせて、クラウドプラクティショナーも同日別時間に受験しました。
せっかく勉強したので、本命のアソシエイトが不合格だった場合にも何かしら形に残したかったので、、、
結果的に両方合格することができましたが、このように両方を同日に受験することも可能ですので、自信のない方は検討するのもアリだと思います。
両方受けてみて感じたのは、プラクティショナーは各AWSサービスの特徴や内容を答えさせる問題が多かったのに対し、AWSソリューションアーキテクト-アソシエイトはAWS上である条件に基づいたシステム構築を実現する上で必要なサービスの組み合わせだったり、特定の課題が発生したときにAWSのサービスをどう活用すればそれを解決できるかなど、そのプロセスにおける考え方を出題する傾向が多くありました。
しかし、記述式は1問もなく、すべて選択式になりますので、サービスの用語ひとつひとつを丸暗記する必要はありません。
サービス名を見た時に、それがどんなサービスなのかをパッと想像できる程度に学習しておけば十分だと思います。
学習方法はコレだけです!
私は学習するうえで一切AWSのコンソール(AWS上にインフラ、システムを構築するメニュー画面)を触らず、テキストだけで勉強しました。時間がある方や、現場で使えるスキルを確実に身に付けたい方は、自分でAWSのコンソールを触りながらEC2と呼ばれる仮想サーバを実際に立ててみたり、RDSのサービスを使ってデータベースを作ってみたりして、手を動かしつつ勉強することをお勧めします。
資格を取っても実際に触ってみなければ、現場で生きる本物の技術が身につくことはないからです。
AWSではアカウントを作れば無料でサービスを利用しながらAWSの構築を体験できる「無料利用枠」が用意されていますので、是非それを活用してみてください。無償の動画トレーニングなども用意されています。
しかし、私自身がテキストだけで合格したように、実際にコンソールを触らなくても資格を取得することは可能です。
私が実際に学習したテキストは以下の2冊だけです。
ひとつ目は黒本と呼ばれる有名なものですが、1つの参考書だけだと知識が偏ってしまうので、黒本を中心に3回程度繰り返し学習し、理解が及ばないところはもう一つの参考書で補いながら学習しました。
黒本はボリュームも多くはないので、内容をしっかり理解しながら腹落ちするまで読み込むことが大切です。
どちらもAWSのサービス単位でとても分かり易くまとめられていて、解説もスッと頭に入ってくるのでお勧めです。
どちらも練習問題が付いているので、理解度を確認しながら進めることができます。
下記は購入はしていませんが、試験の直前に本屋で立ち読みして知識を補強しました。違う視点から、直前にざっと理解度を確認するにはお勧めです。
試験の概要と予約方法
<試験概要>
試験概要 | |
---|---|
試験形式 | 全問選択式 |
試験場所 | 全国各地のテストセンター |
受験料金 | 15,000円(税別) |
試験時間 | 130分 |
言語 | 日本語、英語、中国語、韓国語 |
受験料は結構お高いですが、全国各地に点在しているテストセンターで受験することになるので、会場の選択肢が多いのは助かります。
試験時間は130分ありますが、普通に問いていても最後の問題に到達したときにはまだ20分程度の残り時間がありました。
ただ設問数が結構多いため、解答に詰まった問題はすぐに飛ばして、一旦最後の問題まで解答を進めた方がいいです。問題も長文なものが多いので、1問につまづくとドンドン時間が過ぎていってテンパります。
最後まで解いたあとでも前の問題には簡単に戻れるので、スキップした問題はあとでゆっくり考えましょう。
<試験予約の申し込み方法>
「AWSソリューションアーキテクト-アソシエイト」の試験予約の申し込み方法が分かりにくかったので、順を追ってご案内します。
① AWS公式認定サイトにアクセスして、「サインイン」を選択します。
AWS公式サイト:https://www.aws.training/Certification
② [日本]を選択し、AWSではなくAmazonのアカウントでサインインします。(Amazonアカウントがない場合は作成してください)
③ AWSアカウントが作成済みの場合は「アカウントに移動」を選択します。AWSアカウントが未作成の場合は「新しいアカウントのセットアップ」画面が表示されますので、必要事項を入力してAWSアカウントを作成してください。
④ サインイン後に、右側の「新しい試験の予約」を選択します。
⑤ 次の画面で下の方にスクロールし、「AWS Certified Solutions Architect – Associate」の「PSIによるスケジュール」のリンクをクリックします。
⑥ 次の確認画面で「Schedule Exam」を選択します。
⑦ 下画面の赤枠部分で[Japanese]を選択すると国内各地のテストセンターが表示されますので、希望の受験場所を選択し、クレジットカード等で支払い処理をすれば申し込みが完了します。
テストセンターはAWS以外の試験も同時時間帯で数多く実施しているので、時間を置くとすぐに埋まってしまいます。希望の場所、時間は早めに抑えておくことをお勧めします。
おわりに
「AWSソリューションアーキテクト–アソシエイト」の試験内容と実体験に基づいてその対策をお話ししました。
AWSアーキテクトは今後も世界的な需要がさらに増加し、この認定資格を持っているだけでもIT企業やシステム部門への就職や転職で大きく有利になることは間違いありません。
2、3週間程度の短期間の学習で十分に合格することが可能なため、ぜひチャレンジして合格を勝ち取っていただければと思います。
<利用した参考書>
<AWSソリューションアーキテクト–アソシエイトはこちらでも取り上げています>
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