新型iPad Proのスペックと実機インプレッション
2020年3月25日に、約1年半ぶりにiPad Proの新型が登場しました!
さっそく発売日にゲットしたので、実物を触って見てのフィーリングと仕様を実機の画像多めでレビューします!
手元にiPad mini 4(7.9インチ)があるので、合わせて比較検証してみたいと思います。
今回のレビュー対象はコチラの実機です。
2018年に発売された前モデルより10,000円以上も安くなっています。
新型 iPad Pro(2020年3月25日発売) | |
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モデル | 11インチ ディスプレイ |
カラー | スペースグレイ |
ストレージ | 256GB |
NW | Wifiモデル |
価格 | 95,800円(税別) (前モデル:106,800円) |
新型iPad Proの各バリエーションはこちらです。
- ディスプレイ:11インチ or 12.9インチ
- カラー:スペースグレイ or シルバー
- ストレージ:128GB or 256GB or 512GB or 1TB
- ネットワーク:Wifiモデル or WiFi + Cellularモデル
パッケージと付属品
まずはパッケージ。
今回は第2世代のApple Pencilを合わせて購入しました。
続いて付属品一式です。
iPad ProにはACアダプタとUSB-Cケーブルが付属しています。
本当はMagic Keyboardも購入したかったのですが、2020年5月に発売とのことなので、待つことにします。
ただ、従来の「Smart Keyboard Folio」より13,000円も高くなるので(18,800円 → 31,800円)、それだけの価値があるかは悩ましいところです。
実機本体のサイズと重量感
新型iPad Pro(11インチ)の重さは471グラムで、各辺のサイズは上画像のような感じです。
7.9インチ、約300グラムのiPad mini4との比較です。
比較するともちろん大きいですが、普段使いで考えても大きさと重さはそれほど気にならない程度です。
むしろ画面サイズからみて、とても軽く感じます。
ちなみに2018年の前モデルとは縦横サイズや厚みは全く変わりません。
手に持ってみても結構馴染みます。ツルッと滑ることもあまり心配無さそうです。
iPad Proの側面と上部です。
厚さ5.9ミリで非常に薄いですね。
上部と下部に4つのスピーカーが付いており、常に画面を挟んで臨場感のある音響効果を実現しています。
イヤホンなしで音楽を聴いても、重低音がしっかり効いたサウンドで素晴らしいと感じました。
本体下部には前回のiPad ProからAppleの独自規格だったLightningコネクタが廃止されて、今回もUSB-Cポートが搭載されています。
USB-Cに対応したことで給電機能も使用できるようになるため、iPad ProからiPhoneやタブレットを充電したり、これまでコネクタを介して接続する必要があったデジタルカメラなども直接接続でき、給電だけでなく高速な画像転送なども可能となります。
実際に見ると思ったよりコンパクトです。Lightningと比べてもう少し大きいかと思いましたが、そんなことはありませんでした。
iPad Proの側面にApple Pencilがピッタリひっつきます。
試しにApple Pencilでメモ帳に落書きしてみましたが、まるで紙に描いているような描き心地に驚きました。これは凄いですね。
Retinaの高精細ディスプレイ
画像からは非常に分かりづらいですが、すごく精細で発色がいいです。
これは前モデルからですが、ホームボタンが無くなったり、ベゼル(枠)が狭くなっているので、全面ディスプレイな感じで無駄なスペースを極限まで削ぎ落としています。
ディスプレイは「Liquid Retina」という角の丸い全画面液晶を採用しています。解像度は2388×1668ドット(12.9インチモデルは2732×2048ドット)で非常に精細で発色も良いですが、前モデルと仕様は変わっていません。
高性能な最新プロセッサを搭載
新型iPad Proのプロセッサ(CPU)は、前モデルの「A12X Bionic」から「A12Z Bionic」にアップグレードされています。
「A12Z Bionic」は非常に高性能な最新のプロセッサであり、4Kビデオ編集時の処理や拡張現実(AR)のグラフィックの処理性能などが更に向上しています。
CPUの性能が向上してもバッテリーの駆動時間は相変わらず10時間を維持しています。
マルチタスクで複数のアプリを開いていても、操作がスムーズで切り替えに引っ掛かりを感じません。指の動きやApple Pencilになめらかに反応し、全くストレスがない操作感に驚きです。
背面の超広角デュアルカメラ
新型iPad Proのリアカメラは、現在の最新のiPhoneと同様に1,200万画素の広角 + 1,000万画素の超広角のデュアルカメラを搭載しています。
(広角カメラ:12MP(ƒ/1.8絞り値) / 超広角カメラ:10MP(ƒ/2.4絞り値))
これにより、広い範囲を一枚の写真に収めることができたり、望遠効果も高くなります。
また、被写体の距離を計測できる3D認識用のLiDARスキャナも搭載してるのが今バージョンの大きな特徴です。
LiDARスキャナは光で距離を測定し、撮影した周囲の奥行きや形状がより正確に計測できるようになるため、一層リアルなAR体験が可能になるとのこと。
iPad Proで直接撮影した高解像度の写真を、その場ですぐさま編集できるのはiPad Proならではの利点ですね。
新型iPad Proは買いか!?
いかがだったでしょうか。
2018年に発売された前モデルを買わなかった筆者からすると、その進化に大いに驚きました。
ベゼル幅を極限まで抑えた無駄のない精細なディスプレイ、薄くて軽い本体、臨場感のあるサウンド、App Pencilのまるで紙に描くような描き心地、高解像度で撮影した写真をその場で編集できる利便性など、買って良かったと思わせてくれる満足感があります。
前モデルを保有している方はそれほど進化を感じないかもしれませんが、そうで無い方は値段も大きく値下がりしているので、検討する価値は大いにあると思います。
iPad Proのアクセサリは割安でポイントが付くネットショップがお得
iPad Proで必要なアクセサリはAppleストアよりポイントが付いて割安なネットショップがお得です。サイズも前モデル(2018)と同じアクセサリが使えます。
新型は背面カメラがデュエルになっているため、本体のカバーだけはその点を考慮して選びましょう。
また、2020/5月発売予定の「Magic Keyboard」は、従来の「Smart Keyboard Folio」より13,000円も高くなるので(18,800円 → 31,800円)、トラックパッドにこだわない方は従来の「Smart Keyboard Folio」の方が良いかもしれません。